石橋正彦裏話
ペテン師石橋こと、杜沢泰文(現・杜澤たいぶん)様が掲示板に書いてくれている
裏話をお借りしている写真と共に再掲載しています。
石橋正彦裏話その4 投稿日:2008年 1月15日(火)15時44分0秒

 こんなにも皆さんが、ペテン師こと「石橋正彦」の事を思っていてくれたなんて思いもよりませんでした。何故なら私が現場へ行くと子供達が紋太先輩の処へ駆け寄り「正彦が来たから逃げろ」とか言うんですよ。

僕が1人でいると蹴っ飛ばされたり、つねられたりそれも思いっきりやるんですから、つねられた処は痣が出来たんです。それくらい子供達にとっては憎っ気ペテン師野郎だったんですね。私が大野先輩とニコニコ話をしていると子供達は不思議そうにしてて、
「紋太さん、大丈夫なのこの人と話してて」と心配してくれるんです。

すると大野先輩が「テレビでは悪い奴だけど本当は良い人なんだよ」と言ってくれるんです。でも子供達は「へぇーそうなんだ」とか言いますが、目は違いましたね。あくまでもペテン師野郎として、上目遣いで見ていましたよ。

第50話、一見和やかな写真ですが実はこの時にも蹴られてたとか(笑)

撮影現場で1人出番を待っている時、後ろから背広を引っ張るんで振返ると、そう10歳位の可愛い女の子が小さいノートを恐る恐る出して、サインしてくれって言うんです。

「紋太さん、もう少しで終わるからもうちょっと待っていれば貰えるよ」と言ったら、違う僕のが欲しいって言うんです。子供にサインを求められることなんてないので(憎っ気ペテン師野郎ですもの)サインをして上げたら、住所も書いてくれって言うんです。ファンレターを出すからって。

撮影が終わって東京に帰ったら、その子から本当にファンレターが届いていました。嬉しくて返事を出して上げました。k100でファンレターを頂いたの、それが最初で最後でした。敵役のファンなんて言うと、子供同士では馬鹿にされたんでしょうけど、きっとあの時の女の子が「杜澤たいぶんファンクラブ」の方みたいな子だったんでしょうね……。

杜澤たいぶん。