「ケ」級蒸気機関車 投稿者：あじあさん
「ケ」級とはかつての軽便鉄道が鉄道省に国有化されたとき、暫定的におかれた、立派な国鉄の車輌形式名。
ケ＝ケイベンをあらわします。有名なのが釜石線となった宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」
に登場する「岩手軽便鉄道」ここにもいちじ「ケ」級がおりました。
そして戦前は軽便であった輪が郷土の魚沼鉄道＞魚沼線にも「ケ」が、がんばっておりました。
しかし軽便の７６２ミリから国鉄線の１０６７ミリに改軌されると「ケ」級はほかの軽便鉄道に払い下げ。
ほか北海道の王子製紙にはテンダーつきの「ケ」が納入されました。
ところで先日沖縄戦の悲しい悲劇のドラマ「さとうきび畑の唄」が放映され、たくさんの人々の感涙をよびました。
戦前の沖縄にはここに登場した「軽便鉄道」正式名称「沖縄県営鉄道」がはしっていました。
たんなる軽便ではなく内地のどの軽便鉄道よりも立派な鉄道でした。
大正時代にはのちの昭和天皇陛下が皇太子であらせられた時の行幸で「お召列車」まで運転されています。
「ザワワ、ザワワ」のサトウキビ畑のなかを与那原、糸満、嘉手納の３線を運行し沖縄の人々の大切な足でした。
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