昭和48年(1973年)3月1日(木) 毎日小学生新聞より
水陸両用の―小型蒸気機関車が主役
TBS・4月13日から「走れ!ケー100」
○キャプション

晴れの出番を待つ“ケー100”小型蒸気機関車

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※プレートがまだ付いていない比較的珍しい製作途中のK100の写真です。
  小型蒸気機関車……水陸両用の“ケー100”が主役のドラマが四月十三日からTBS(ABC系)テレビに登場します。「走れ!ケー100」(金曜・夜7時30分)というのが題名です。

 広田さんというフリーのカメラマンがカラーブックスに「久留米のくず鉄やさんに置かれているKE100」として発表した、実際にあった小型蒸気機関車の写真を元にした物です。東京・八王子にある東京美術プラスチックス工場で、十二人のおじさんたちが、徹夜をしながら約一ヶ月かかって完成しました。

 陸上と水上を走るため、カナダ製の二人乗りの水陸両用自動車を母体に、その上に特殊なプラスチックで作った部品を組み立てて作った物で、長さは約3,2メートル、高さは2,2メートル、重さは約500Kg。

 この本物そっくりの蒸気機関車は、ガソリンを燃料にして、陸上では時速40km、水上では約4kmで走ることができます。

 これから日本縦断ロケに出発しますが、各都市でSLファンの話題になることでしょう。
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