昭和48年(1973年)3月6日(火) 毎日中学生新聞より
"グリーン・グループ"二期生 萩野順子ら六人の新人
東京・新橋駅でお披露目を
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○キャプション
写真はケー100の前に勢ぞろいした"グリーン・グループ"
―手前左から、あさかまゆみ、浅田美佐子、安藤(安東の誤植)結子(ゆうこ=4月15日日曜午後7時スタートのファンタジックドラマ「ヘンシン!ポンポコ玉」の主役)、萩野順子、関かおり、ケー100に乗っているのは小林亜紀子(左)と秋元京子(右)。それに「新番組のウルトラマンタロウ」
[TBSテレビ]
TBSテレビでは、昨年秋の新番組から登場した新人女優五人(「赤い靴」のゆうきみほ、「ママはライバル」の純アリス、「みんなで7人」の水野祐紀子、「夏に来た駅」の水沢あき子、「吉井川」の木阿弥周子)を"グリーン・グループ"として売り込み好評だったので、この四月の新番組からの中からも、新たに六人の新人女優を選び、"グリーン・グループ"第二期生として、売り出すことになった。

 この第二期生のお披露目が、このほど東京・新橋駅西口広場で行われ、たくさんのファンに囲まれながら、カメラマンの注文に応じていた。

 「ぎんざNOW!」(月〜金曜後5時)で、せんだみつおとカップルを組んでいる荻野順子、二月スタートのテレビ小説「薩摩おごじょ」(月〜土曜後零時40分)の小林亜紀子、十三日スタートのヒューマニティー・ドラマ「走れ!ケー100」(金曜後7時半)の秋元京子、十六日スタートの新シリーズ「刑事くん」(月曜後7時半)の関かおり、六日スタートの「ウルトラマンタロウ」(金曜後7時)のあさかまゆみ、「時間ですよ」(水曜後9時予)で、第二の天地真里として選ばれた浅田美代子の六人。

 新番組「走れ!ケー100」の主人公として、特殊なプラスチックでつくられた、出来上がったばかりの"ケー100"が、西口の新名所となった本物のSL"C11 292号"(原文はC112の2号となっていますが、きーぼーさんが訂正してくれていました)の前にトラックで運ばれた。

ブルーのボディーに白線の入った長さ約3・2メートル、高さ2・2メートルのケー100は、うしろの本物に比べたら、親子どころか孫のように見えたが、それでも、小道具さんから煙突に発煙筒を入れてもらい、モクモクと煙をはいている。

 秋元京子は、ケー100を鹿児島から北海道夕張まで、はるばる陸送して行く大野しげひさ(伊賀山紋太=もんた)に心をよせ、身のまわりを世話しながら、日本を縦断するという石田伸子役にいどむ。26年2月東京生まれで、この番組に出演するため、4年間所属していた日劇ダンシングチームをやめたそうだ。「将来は黒柳徹子さんのような、コメディータッチの二枚目半役をやってみたい」と抱負を語っていた。(後略)
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