昭和48年(1973年)5月6日(日) 読売新聞より
日劇の踊り子から“変身”
TBSテレビ「走れ!ケー100」デビューの秋元京子
朝刊・テレビ街

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TBSテレビ系「走れ!ケー100」(金曜午後7・30)でデビューした秋元京子は、昨年8月まで日劇ダンシングチームで踊っていたという異色新人。

それだけにプロポーションは抜群で、1メートル60、47キロ、84・60・86というサイズは少年向けドラマのレギュラーにしておくのはもったいないほど。

「走れ!ケー100」では主演の大野しげひさに、ほのかな思いを寄せている女の子、という純情な役柄。
「やることなすこと、すべておっちょこちょいという三枚目的な女の子なんですよ。でもこれはむしろ私の地に近いんです」と笑う。九州から北海道まで、日本縦断するという番組だけに、ロケ地を転々、当分は家へ帰れないが、やり慣れないセリフ覚えに懸命で、ホームシックにかかっている暇もないそうだ。

踊り子からテレビタレントへの変身について、秋元はいう。「ステージにはもちろん未練がありますが、踊りは長くて30歳ぐらいまで。その点、テレビなら努力次第でいつまでもできるでしょ。」いかにも悟った感じだが、これでまだ22歳なのだから考え方はドライ。しかしその割りに、お花、三味線、お茶のおけいこごとにも熱心。古風と近代性、日本風な顔と外人風な姿態、いろいろとりまざったタレントである。
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