昭和48年(1973年)5月16日(水) 毎日小学生新聞より |
初めて水上を走る |
TBS・25日「走れ!ケー100」 |
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○キャプション
水しぶきをあげて水上を行く“ケー100” |
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TBS(ABC系)テレビの「走れ!ケー100」(金曜・夜7時30分)は、道路を走るゆかいな水陸両用の小型蒸気機関車が番組の主役で人気を呼んでいます。
この“ケー100”は九州の鹿児島をスタートして、今日本縦断のロケをしていますがこの間、初めて水の上を走りました。この時の様子は、二十五日の「シュッシュポッポ海の上」で放送されます。
ロケ先は広島県宮島で、紋太(大野しげひさにいさん)が浜辺で寝ていた所、潮が満ちてきて“ケー100”が沖にに流されてしまいました。慌てて紋太にいさんが水の中に飛び込んで、たどり着き、海上を運転して戻ってくる所です。
初めはボートから撮る予定でしたが、陸上での撮影と違って思うように行かず、とうとうカメラマンはまだ冷たい水の中に腰まで浸かって大奮闘しました。照明係や他のスタッフのおじさん達も、おかげでブルブル、大変なロケだったそうです。
水陸両用機関車と名所・安芸の宮島という珍しい組み合わせに、海岸で見物していた観光客から思わず拍手が起こり、中でもSLマニアのおにいさん達が大喜びしたようです。
紋太にいさんは初めての水上運転とあって夢中だったので、入ってはいけない鳥居の中まで入ってしまい、後でバチがあたらなければと心配していたそうです。
担当の増田プロデューサーは「水上の初運転がうまく行ったので、これからも、度々水上を走る機会をつくりたい」と言っていました。 |
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