銀座スターホール 2013年12月1日
その5
 
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大野

僕はね、一番思い出すのはいつも撮影の時に
正彦(ペテン師)いじめられたりするんだよね。子供達に。
それを慰めるのが大変でしたよね。


杜澤
(笑いながら)いつも大野さんがかばってくれました。

大野
それは、自分ではどう思ったの?

杜澤
憎まれているんだなっていうのは、ドラマで演じているだけ
なんですけども、いつもつねられたり、肘鉄喰らったり、
それは多分大野さんの知らない所で僕は、本当に跡がつく
くらいつねるんですから。

大野

監督に自分でアイディアを出して
「紋太さんをいじめた方がいいんじゃないですか」
ってあれはどうなの?

杜澤
それは無いと思いますけど。(苦笑)

大野
監督の指示?

杜澤
いえ。監督はな〜んにもおっしゃいませんでした。

大野
じゃ、お前じゃないかよ!(笑)

大野
栄子ちゃんはみなさんご存じのように『キイハンター』
もう凄いスターでお嬢さんで、僕は最初京子ちゃんと一緒にやってた時は
京子覚えてるかどうかわかんないけど、栄子ちゃん来たらどういうふうに
しようかなって、(秋元さんに向かって)思ってたでしょ?


秋元
覚えてない

場内・笑

大野
日劇でダンサーをして踊ってたのが、(役者になったのは)東宝の指示?

秋元
そうじゃなくて、芝居がしたかったから、やめて、デビューしてすぐですよね。
だからほとんど経験無く、入ったんで、はっきり言って(業界)用語
とか全然わからなくって、ほら、最初…

大野
あ!そうだ!そうだ!ヨーイスタート、カットで何回
言っても君だけ…(芝居続けて)

秋元
踊りの癖が付いてるから、台詞言う時どうしても動いちゃうのね。
すぐこうね。(ポーズ付けて・笑)

大野
それで、栄子ちゃんはさっきの話のようにスターだったし、
俺もう困っちゃうな〜とか、我が儘なお嬢さんかな〜とかね、
色々思ってたんだけど、本人としてはどうでした?

▲以下お話しの平戸編(第43話)で石橋と節子の初対面シーンを
頬を膨らませて再現してくれる杜澤さん。

大川
いや、私は体育会系だからスターと思ってなくて、杜澤さんが
なんかおっきな飴玉?10円くらいの飴玉を頬張って
「節子さんもどうぞ」て言うの
そんな大きいの頬張れないって私が「フン」ってやったら
「では、僕が」って両方に頬張って台詞を言って
「この人、あたしを食う気だわ」

杜澤
「愛くるしい人。覚えとこ」

大川
「愛くるしい」(笑)それすご〜く心に残ってますよね。

衣装部はなかったけど、助監督さんがもってくれたり、
その他にみなさん、一ヶ月分の衣装を全部自分で運ぶの。

事務所に一ヶ月ぶりに行くと(腕が)太くなったね〜なんて。

●そして話は夜の宴の話へ

大川
夜がね!(パンと手を叩いて)

秋元
大宴会

大野
バーができて、京子ちゃんの部屋とか、栄子ちゃんバーとか、
みんなそれぞれ

杜澤
私ね〜、新劇の研究生だったんで右も左もわからない所に
ポンと入って行って何をしていいかわからないんですけど。
そこはもう大野さんに指導してもらって。

大野
良く言う!

でもね、とても良い思い出ばかりなんだけど、旅館がとにかく
めまぐるしくかわったから、その移動大変だったね。

秋元
タイアップ取れるとちょっといいホテルとか旅館に泊まれたりするの。

大野
ラブホテル行ったことあるよね。

秋元
制作の方はね、それに奔走していた気がします。
と、大野さんがスタッフに声をかけて一人づつご紹介する事に。

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